掲示板への質問と回答06

No.06 らんちゅうの背下がりと水深について

Q6:当歳魚での水深と背下りから尾付けの形成について質問させてください。私の周りでも尾の形成のため、色変わりまでは水深10cm程で飼育している人が多いのですが、色変わり後は背下りから尾付けの形成のため深くする人がいます。腰を上手く下げるためには水深を深くした方が良いのでしょうか?
 水深が10センチから30センチ程度の飼育ではらんちゅうの背下がりに影響が出ることはまったくありません。通常背下がりに変化がみられるのは、高温期の夏期(1日の水温変化が少ない)が過ぎ、当歳魚の仕上げに入る初秋になってからです。
 それは尾筒伸びといって、親の血統から続いている形態遺伝(松井桂一博士も金魚の研究の著書で明記している)によるものと思われます。当然、尾びれも同様です。
 それ故、少なくとも3代以上前からの種親について形態遺伝上の(たとえば腰白は背腰がよいとか)観察とメンデルの法則をよく理解してから仔引きに入るべきと考えます。
 *(注)形態遺伝とは、親(先祖)の形質が子孫に一定の様相をとって伝わる現象。染色体上の遺伝子がこの働きをもつものとされます。メンデルが科学的解明を初めて行ったことは有名です。