-神ちゅう会専属 寿ペット主催 1尾会の紹介-
オフシーズンにおける飼育勉強会
野 木 一 男
はじめに
当会唯一の専属ペットショップである寿ペット主催の一尾会も今年で19回目になりました。今年は参加者の希望により、最近らんちゅう界で減少傾向にある本格的しし頭らんちゅう飼育の勉強会をすることにしました。ベテランと新人会員では多少技術差はありましたが、冬場の勉強会としては、一応の成功といえるのではないでしょうか。ただ、広島の6名の会員の方々が遠方のため参加できなかったのは残念でした。
2006年度の成果と魚評 (2006年3月26日開催)
審査は各自一尾ずつ入れた洗面器の魚を会長と審査員が比較審査で行われました。審査のポイントとしては飼育条件がそれぞれ異なっておりますので、魚の大小には関係なく、飼育の特徴を出し切った魚を上位としました。
1位 塩田與市氏持魚
えらぶたに、余分な肉瘤がなく、魚と体形がすっきりしています。目先の開きと、ときんの発達のバランスは文句のつけようがありません。うろこも細かく整い、この手の魚は最近見られなくなりました。見事なしし頭の表現と云えます。入会15年の貫禄です。
2位 川久保恵司氏持魚
色彩の豊かさは1位の魚に勝るとも劣らない位立派でした。入会1年目の初めての挑戦としては、上出来と云えますが、色にこだわり過ぎたため、しし頭の表現がやや物足りなさを感じます。飼育に際し、1日の温度差をもう少し考慮すれば、1位の魚と同じ頭になるはずです。
3位 稲原英一氏持魚
1,2位の魚と比較すると、体長が一回り小さく感じられます。しし頭を十分に表現するには、成長させる時期にある程度成長させる必要があります。それ故、もう少し、高温飼育が必要です。入会5年目を迎え、思い切った飼育を心掛けましょう。それにより、1位魚と同じ頭になります。
4位 福田和晃氏持魚
出品魚中、最も太い尾筒の魚です。通常、尾筒が太い魚は、頭の発育がやや遅れるのですが、目先は、体形に合って発達しており、今後の成長と共に、しし頭が見事になるでしょう。入会5年になり、手堅く育てようとする考えが魚に表現されてますが、飼育には、思い切りも重要です。
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